関宿からの50Kmトライ

クラブのメンバーが50km飛行を行うこととなったので、距離飛行に関するアドバイスをまとめました。

 

タスク:関宿から出発し、板倉滑空場を経由し、葛生駅の北西2Kmにある SUBARUテストコースを目的地とします。50Km達成後は板倉滑空場を経由し、関宿まで戻ります。

銀賞の50Kmは出発地、離脱ポイントのいずれからも50Km以上の距離が必用です。SUBARUテストコースの北側の端ですと50Kmぎぎぎりなので、さらに北西に1Kmほどの地点をゴールとします。

このタスクの選択理由:このタスクでは関宿滑空場、板倉滑空場の半径20Kmの範囲内を飛行します。すり鉢の管理が適切にできれば場外へのアウトランディングリスクはありません。目的地到達後に関宿に戻れない場合でも板倉に降りて、エアリトリブが可能です。

 

準備事項

  • 5時間をコンプリートする。
  • フライトプランを入れて半径15Kmでのフライトの練習を行う。今まで半径9kmしか飛んでいない人はまずは15kmまで行動範囲を広げましょう。
  • 半径15kmでのフライトに慣れたら、半径20Kmでのフライトの練習を行う。板倉方面に20Km進めば、実は関宿よりも板倉の方が近いのです。関宿に戻れる高度があれば、板倉には余裕で届きます。
  • 板倉オペレーションハンドブックをよく読む。パラシュートジャンプの飛行禁止区域や、場周経路での飛行禁止区域をよく覚えておく。
  • 板倉滑空場で体験フライトをさせてもらう。社会人であれば、板倉町ふるさと納税を活用することができます。
  • GPSロガーを準備する。GPSには 関宿滑空場、板倉滑空場、加須滑空場、妻沼滑空場、小山滑空場、ゴール地点の位置情報を設定しておく。
  • 公式立会人に50Km飛行について相談する。

いざ本番:往路

  • 離脱したら境に向かう。境でトップが上がるのを待つ。積雲コンディションであれば4,000ft、ブルーコンディションであれば4,500ft以上が板倉方面に進む目安。5,000ft以上に設定してもよい。
  • 板倉フライトサービスをモニターし、皆さん、どのあたりで飛行しているのかを把握する。関宿よりも板倉の方がコンディションが悪いこともたまにあります。そのような状況のときは行くのをやめましょう。
  • 遊水地の東側・西側のどちらを通過するかを決める。雲があると決めやすい。風向きと Lake Breeze の影響を考える。
  • 関宿ローカルを維持しながら20kmまで進む。板倉ローカルの高度があることを確認し、板倉に向けてスタートする。関宿フライトサービスへ板倉に向かう旨伝える。板倉フライトサービスへコンタクトし、位置、高度、飛行予定ルートを伝える。
  • 一度、板倉に向かうことを決めたら板倉ローカルに頭を切り替え、関宿へ戻ることは考えない。中途半端な行動をとると低くなり、どちらにも届かなくなる。すり鉢管理に失敗してどちらにも届かなくなった場合は加須ローカルに切り替える。
  • 遊水地の東側ルートの場合:古河市~野木~いすゞの工場~葛生 へ向かう。板倉滑空場は遊水地から渡良瀬川を上流にたどり、3本目の橋の上流・川の左側にある。道中で何度も板倉滑空場の場所を確認する。板倉滑空場から5km以上離れた場所を飛び続けるので、多少ストレスがかかる。
  • 遊水地の西側ルートの場合:加須滑空場と遊水地の間を通り、東洋大藤岡駅~みかも山~葛生 へ向かう。板倉滑空場の近辺を通過するので、滑空場が認識しやすく、気分的には楽なコース。

復路

  • 遊水地の東側・西側のどちらを通過するかを決める。雲があると決めやすい。
  • 東側ルートの場合:いすゞの工場~間々田~古河市の東側(このあたり、まだ関宿まで20Km以上距離があり一番不安を感じる局面)まで板倉ローカルを維持しながら飛ぶ。関宿ローカルの高度があることを確認したら、関宿フライトサービスにコンタクトし、関宿に向かう
  • 西側ルートの場合:みかも山で高度をとり東洋大~加須滑空場まで板倉ローカルを維持しながら飛ぶ。関宿ローカルの高度があることを確認したら、関宿フライトサービスにコンタクトし、関宿に向かう

アウトランディング場

  • 関宿ローカル、板倉ローカルを基本として飛行するので他の場所に降りることは前提としません。すり鉢管理に失敗したときのために加須滑空場の情報も見ておきましょう。北風着陸の場合は鉄橋を超えてのアプローチとなるので、低くならないように。
  • 渡良瀬遊水地には藤岡スカイダイイングクラブの滑走路(飛行禁止区域の中)、利根川には五霞ウルトラライトの滑走路がありますが、これらの場所への着陸は前提としない方がよいでしょう。

参考資料